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来月の3月3日で満80歳を迎える事になります(2023年3月3日)。
丁度限の良い年になったので、今までの人生を振り返ってみて、子供のころと今の自分との気持ちの持ち方や生活の仕方が大きく変化していることに気づきます。 その変化をこの1年11回に書かせて頂こうと考えております。
私は京都で花屋の息子として、男ばかり5人兄弟の3番目に生まれました。
上の兄二人はスポーツ万能で長男は短距離の選手で国体にも出ておりました。 次男は野球が大変上手でした。
その上、2人とも小、中学校と成績は優秀、学校内でも評判で、両親にとって鼻が高かったようです。
3番目の私は、運動会の時10人ぐらいで走ると6,7番目。勉強の成績はどん尻に近かったように思います。
ですから、親からは「おまえは、黙っていれば賢く見える」と育てられていましたので、教室での発表で手を挙げたことはまずありません。何かに参加するときも、必ず最後尾から着いていきましたし当てられない様に友達の陰に隠れてました。
今この歳になっても内気で引っ込み思案の性格を引きずっている自分がいることを自覚しています。このような事を考えると 中学生ぐらいまでの子育ての重要性をなおさらながら考えます。しかし、友達同士ではやんちゃもしてよく遊んでいたことも覚えています。
50歳ごろに、地域のロータリークラブに入れて頂いたのですが、このことによって私の人生は大きく変わり始めました。
例えば、15年ほど前から近くの中学校へ(以前にも少し書きましたが)、毎週土曜日の朝1時間半くらい花壇の整備に行っております。学校の夏休みの水やり当番などを含めると年間60日間位になります。
学校では、私たちの事を「花のボランティア」ということで「花ボラ」の人たちと呼ばれ私を含め7人の仲間がいます。
子供のころの性格からすると、まず店の外へ出て行動する事は、とてもとても考えられませんでしたが、学校からのチラシによる呼びかけで、「花の事なら何とかできる」と応募しました。
仲間の方たちは、みなさん素敵な方たちばかりで、Tさんは家から30分位かけて歩いて学校に来ておられます。
学校の行き帰りに、道路の側溝や歩道に落ちている煙草の吸殻を拾っておられ、それだけでも頭が下がる思いですが、
1万本拾うと1本1円の計算をして1万円寄付をなさっているとのこと。
長年続けておられるようで、最近は喫煙者が減っていることと、昔に比べてマナーも良くなっているので、吸殻が落ちているのが相当減っているようです。
2023年1月23日付の読売新聞夕刊にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の構想が最初に明らかになった時2003年のこと。多くの選手は参加に消極的で、大会の将来性そのものも否定的にとらえていた。
しかし、イチロー選手に聞くと「(大切のは)やろうとする気持ちじゃないかな。」「1回目がなかったら、2回目もない、歴史ってそうやってつくれるものでしょ?積み重ねというか、まずやってみないと。」と載っておりました。
やっていることの大きさは違いますが、何事もまず一歩を踏み出すと色々たくさんの事が見えてくることは確実です。
2023年1月28日 西井 忠義