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2023年5月の言葉
4月の20日ごろ前後は、真夏日を思わせるほど暑い日が続いたと思っていたのですが、雨が降ったとたんに急に肌寒くなり、朝の冷え込みも4℃7℃という日が続き、日中も冷たく感じる風で、体調管理が難しい今年の春です。
先月の続きですが、商業高校へ通うようになり、将来の目標もなく、目的を持って学校に通っていたわけでもないので、どの科目も低空飛行、特に英語の授業は、さっぱりでした。
ただ一つ高校時代で自慢できることと言えば、商業高校ですのでこの時代では「そろばん」は必須です。
年に一回全校で「珠算大会」があり3年生の時1位を取りました。
一時算盤を弾くので「弾きのター」(西井 タダヨシ)と呼ばれておりました。
3年間はだらだらと過ぎ、就職か進学かという選択をしなければならず、2社ほど受けたのですが、どちらも採用が無く、ずるずると、いつの間にかという感じで進学する事になり一応京都の有名大学を受験。
受験勉強もしてこなかったので、受かるはずはありません。 気楽に考え、親の気持ちもわからぬまま2年間浪人をしました。
3年目ともなると、受験する気もだんだん失せてきて、友達と遊ぶことが多くなりました。
親が見るに見かねて、知り合いの人から京都の太秦撮影所近くの市場に、花屋さんの空き店舗があるから、「そこで花屋をしなさい」という事になり、浪人生活に終わりを告げる事になりました。
ただし、弁解がましく聞こえますが、この浪人生活の間にいろいろ無責任な事も含め、たくさんの仕事らしきことをしたことが、何かする時に、どうすれば良くなる?、どうすれば時間が短縮できるか?どの様な方法を取れば経費が節減できるか?などの考え方、アイディアが生れるか?などの方法を身に付けたのかもしれません。
今年の4月2日、日曜日市内中学生対象の「座禅、お茶会」を開催しました。
今後も、色々な行事を予定しているのですが、目的は、中学生一人一人が色々な可能性を見つけ、気づく機会を持ってもらい、広い視野をもって自分自身を見つめ直すきっかけになればと願って開催しました。
開催した所は、高槻市の北部の山間部にある1300年くらい歴史のある「神峯山寺」で行いました。
今回の催しに参加して頂いたのは、保護者も含めると84名にもなりました。
午前午後に分かれて、座禅は一回30名ほどを対象に渡り廊下で座禅用のまん丸い座布団をお尻にあてがい、胡坐をかきます。
和尚より、呼吸の仕方があり、ゆっくりと腹の底から頭のてっぺんを突き抜けるように息を吸い込み、今度は頭のてっぺんから腹の底へ、抜け出る様に息をゆっくりと吐きます。 この動作繰り返し、うっすらと目を閉じて、何も考えずに、1ーつ2ーつ3ーつと数のみを数えます。 中学生が対象ですので20分間します。
お茶席は、金光大阪の茶道部の顧問の先生の指導で、茶道部の生徒さんがお点前と、お運びを手伝ってくれました。
アンケートを取らせて頂きました。大半の方々から「大変満足」「また来たい」「伝統文化に触れることが出来、貴重な体験が出来た」「護摩法要も大変迫力がある」「抹茶もたててみたい」と大変うれしい答えを頂きました。
しかし、その反面、反省点もありました。 1.お昼弁当をお出しするのに「食物アレルギー」を前もって聞けてなかった。
2.お茶会の方と、座禅の方と入れ替わる時、多少混乱があった。 3.駐車場が判りにくかった。 などがあり来年に向けて改善するつもりです。
今後に向けて、最もうれしく感じたことは、座禅、お茶会に半分づつ交代で参加して頂くので、空き時間が出来、その空き時間を使って、主催している会員の方たち5名が話をしました。
そのうちの1名の方は自分の留学体験を話されたときは、保護者の方、生徒さんも真剣なまなざしで聞き入っておられました。
海外へも目を向ける。 京都に文化庁が移転。 すぐ隣の高槻市も国際色豊かな街になる一助になればと願っております。
2023年4月30日 西井 忠義