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7月10日ごろ、豪雨で各地に被害が出ております。
最近の雨は、何年振りかと形容が着くような,どっしゃぶりが一気に降るので被害が出る原因になっているようです。
その頃に、店の近くの街路樹の下などにセミの抜け出た穴が、よく見られるようになりました。
道路にも蝉の幼虫が透き通った羽を徐々に広げているのに出くわしたり、可哀そうに今年は、そのまま成長できずに、死に絶えている姿が多く散見されました。
抜け出した穴が多く見つかった割には、耳が遠くなったせいもありますが、7月15日ごろから、やっとミーンミーンの声が聴けるようになりました。
先月の続きになりますが、50歳になった時に、私にとって大きな転機になるお誘いを、お客さんのお寺さんからロータリークラブ入会のおすすめの、お言葉を頂きました。
私は、以前にも書かせて頂きましたが、子供のころから内向性で、人と話をするのも超苦手、商売をしていても、「いらっしゃいませ」「おおきに」「いくらです」と最小限度の事しかしゃべることが出来なかったものです。お客さんから、「学者みたいに苦虫を噛んだような難しい顔をしてたらアカンで」とかよくいわれました。 そしてまた、若い女性のお客さんが来られると、『ぽーと』と赤くなるので、女性のお客様にはそれが受けていたようです。又、真剣でまじめな事が、お客様が増える要因だったようです。 そのように内向的で、無口な性格で、そして外の世界に出る機会もなかったので、勉強のつまりで入会を決意しました。
入会させて頂いて、初めて自己紹介の話を15分から20分間の間で話をするようにとのこと。原稿を1週間ほどかけて書き上げました。 人様の前で話をすることなど今まで一度もなかったので、家で何回も練習をしました。
いよいよ当日、その頃の会員数は40名ぐらいだったでしょうか?原稿を読み始め、覚えているところは、顔を上げて皆さんの顔を見ながら、話をしていたのですが、途中で解らなくなり、原稿をみるのですが、何処の行まで話したかわからず、原稿に目を走らすのですが、増々判らなくなり、頭は混乱し、頭の中は真っ白け!!脈も速くなってきたようにも感じるし、皆さんにお詫びをして、結果的には5分間ぐらい壇上に立っていたことになります。
そのころはみなさん例会が終わってから、ほとんどの方が、炉辺会合と称して、飲みに行かれてました。私は、例会から帰ってからも遅くまで仕事をしていた関係もありますが、本当は、みなさんと会話をすることが大変苦痛で、例会日はいわゆる「登校拒否」状態でした。そして「私は飲めません。まだ帰って仕事があります」。と2つの理由でお断りしておりました。
この続きは、9月に、、、。
今月は名古屋に修行してた折に、「勉強しなさい」、と言われておりましたのに、勉強しなかったので、従業員には店が終わってから、花の日本文化も伝える事も含めて、『勉強会を』月に一回することにしました。
今月の課題は
- お盆について
- お盆の用意は、七日盆といい7日から始める。
- 初盆(新盆)について
- 新暦のお盆。旧暦のお盆
- 高野まき
- お盆のときだけ、ご先祖が高野まきに乗って帰ってこられる。
- 芯のしまった物、曲がってない物をより分ける。
・良い物は仏花 ・悪い物は墓花に使用
- 出雲神話に出てくるスサノオノミコト(須佐の男命)のひげを抜いて、杉の林、胸の毛を抜いて檜、尻の毛は槙、眉の毛は楠、といわれる
- スギ、楠は浮き舟、檜は家,槙は人を葬るとき。
- 蓮
- 仏様の一番のご馳走
- 泥沼から綺麗な花を咲かせる。(人生の辛いこと、悲しいこと)
- お釈迦さまの台座は蓮の花
- 取り扱い方
- 入荷時、新聞などで巻く、水切りをする、
- 1回1回必ず新聞で巻いてキーパーに入れる
- 咲いた蓮のみ、蓮の糸で花を巻く
- 蕾、巻葉は未来・花は現在・実は過去。
- オガラ(麻殻)
- 麻の皮を剥いた物
- 細いところを、箸の長さに折ってご先祖の分だけ供える
- 太いところで梯子を作る。
- キュウリに刺して「馬」、茄子に刺して「牛」
- 小さくして迎え火、送り火
- 塔婆・経木
- お墓の前、に供える
- お参りをした日にち、名前、戒名などを書く
- 塔婆の上に模様のような物を書きますが、古代インドのサンスクリット語で、キリクと読む。阿弥陀様を文字で表したものの場合もある。
- ミソハギ
- 禊萩(学名リスラム)、ギリシャ語の「血」に由来、 みそぎは水を注いで悪魔を祓う。
- 花に水をつけて玄関先で、お祓いをして祖霊を迎える。
- 女郎花(おみなえし)
- ご先祖があの世との道中で食べられるご飯。
- ほうずき(鬼灯)
- 提灯の代わり
- 墓花に使用
- 以上のようなことを月に1回勉強会を開いて、従業員に季節の行事の花を使用する意味を覚えてもらい、少しでもお客様に判って頂き花に関する日本の文化のようなことが広まればいいのにとの思いからです。
2023年7月31日 西井 忠義