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2024年3月11日頃のテレビ番組で動物園の愉しみ方,見かた、観かたについて、子供ずれ、恋人同士、夫婦、一人でなど入園してからの行動パターンを取り上げていました。
例えば、眠っているライオンの前では、ほとんどの人が30秒~長くて1分位、顔の表情も、無表情の方が多く,猿など良く動く動物の前では、子供も大人も表情が柔らかく、にこやかな方がほとんどです。
この動物園では、新しく買った電気製品や、携帯などについてくる 『取扱い説明書』と同じように、表紙に「取説」と書いたものを2回目の観賞の時に渡されます。
まず最初は、1:「可愛いを見つけよう」と書いてあります。
1:の可愛いを見つけようでは、「象が可愛い」「猿が可愛い」「パンダが可愛い」と自分自分それどれに、可愛い動物を見て回ります。
しかし、動きのない動物の前では前回同様、表情も無く通りすぎる人がほとんどです。
➕この時の見るは、『見る』は大きな「目」と人体(儿)をあわせ 人が大きな目で見る事を表す。
2:に「どの動物も自分の可愛いを見つけよう」となると、 この時の観るは、『観る』基の字は「觀」。「雚」が「カン」という読み方を示している。 「カン」は「めぐる」意味を持ち、 「見回す」ことを表す字。詳しく見るという意味になる。
例えば「眠っているライオンを観る時でも」前回の時は、周囲の景色を見たり、次の檻を見たりで常に視線が泳いでいたのですが、「自分の可愛いを見つけよう」となると、頭のてっぺんから尾っぽの先までjじっくりと観ます。
そうすると 1.目の表情が可愛い 2.尾っぽの動きが可愛い、 3.髭が可愛い。 とそれぞれに自分の可愛いを見つける事が出来ます。また、2分3分と観察していると、今まで眠っていた、ライオンが急に起き出して、周囲を威嚇するように、「ガオー」と咆えたりします。
じっくりとみる事で、思わぬ行動が見れたりするので、今まで無表情の人がにこやかに笑っていたり、と同じライオンを観ているのにどんどんと興味が湧いてきて、愛着がわき、知識欲も増えます。
この様にどの動物も観察する事で、動物園での滞留時間が増えて、来園者される方が、動物園に興味を持たれ、自分自分の好きな動物を観察、知識も増え、幸福感に充ち、ニコニコとして帰られる方がほとんどです。
無論リピーターも増え来園者も増え続けました。
この番組を見ていて感じたことは、少しのアイディアで動物園にも、来園者にも、両方に、好循環が起きて、とても良い方向に走り出しています。
食わず嫌いでなく、物事じっくりと観察する事で、今まで見過ごしてきたいいところを、つかみ取ることが増えるのではと考えました。
人それぞれに、好みが違ってくるのは当然のことで、それが個性につながっていく事ではないかと考えます。
スポーツマン、お医者さん、芸術家、弁護士さん、とそれぞれがそれぞれの道を歩むのだと思います。
人との付き合いも同じようなことが考えられます。
相手の人をじっくりと観察して良い所を探しだすといい結果が生れること間違いなしです。
2,3年程前から興味を持ち始めた漢字ですが、お彼岸も近いことですので、お寺さんにお参りされるお墓の話をしたいと思います。
お墓の上の部分の「草冠」、下に、「日」その下に「大」の字この3か所の部分をあわせて、覆うという意味があります。そして一番下に土。
お墓という字は土で覆うという事になります。
そして、葬儀の「葬」という字ですが、草冠があり次に「死」という字があります。これは旁の「ヒ」が人を表し、偏の「歹」ガツが人体の骨の形を表します。そして一番下に「廾」足を書きます。
墓と同じように、人が亡くなると草の下、土の中に埋めていたことになります。いわゆる60年ほど昔まで行われていた『土葬』という事になります。
この字からわかりますように、4000年前から伝わる漢字が出来たころから、人が亡くなると土に埋めていたことが解ります。
この様に漢字を知ることで、その時の生活様式まで知ることが出来るのです。
面白いですね!!
2023年4月30日 西井 忠義