株式会社フロリスト花正

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2024年6月の言葉2024.05.28

 

5月に入ってから朝晩涼しい続いております。
この涼しい間に、熱中症対策をしたいものです。

 

5月11日『日経新聞 土曜版 プラス 1』から取り上げました。

「熱中症もタジタジ 攻めの予防策」の話をさせて頂きます。気象庁によると、2024年の夏も猛暑日がおおそうです。

効果があるのは、本格的な暑さが始まる前から、熱中症に備える事がいいと書かれています。

専門家が勧める予防策のうち、1000人の調査で「意外感大きい」物が選ばれています。

1.本格的に暑くなる季節の前に、運動の強度と頻度を上げる事を挙げた人が最も多かった。 気温が上昇すると体が変化についていけず、身体にこもった熱を逃すことができなくなり、熱中症を引き起こす。それを防ぐため、暑さに体を徐々に慣らしていく取り組みは、「暑熱順化(しょねつじゅんか)」と呼ばれます

「やや暑い環境」で「やや負荷のあるキツい運動」を続けることで、発汗機能を高め、暑い時期の体温調節を円滑にする効果が期待できる。 「自転車こぎや早歩き、軽いジョギングなど、汗をかくレベルの運動を1回30分、1週間以上続ける」よう勧める。 個人差があるが、効果が現れるには「1週間はかかる」

熱中症の予防や対策は、水分補給に偏りがちだが、それだけでは不十分」 「体力を増進し、汗をかきやすくして体温調節機能を高める事が重要」です。

2.キツイ運動が無理な人に。
手軽に取り組める「インターバル速歩」がおススメ。

「ややキツイ」と感じる速度の早歩きとゆっくり歩きを「3分間ずつ、1日5回以上交互に繰り返す」のを1セットとし、週4回以上、4週間続ける。
[負荷が低めだからと言って、中等から軽い運動で効果が無いわけではない。暑くなり始めたら運動を増やし、少し暑い時も続けていると、体温調節機能はよくなっていく」と励ます。

高齢者は若い世代よりも暑熱順化に時間がかかる為に、早めの時期から着手してじっくり取り組むとよい。

3.運動後にたんぱく質やアミノ酸摂取

たんぱく質やアミノ酸を多く含む食品を運動の後に取ると「循環血液量が増加するとともに、発汗能力も高まる。全身の体温調節機能が働きやすくなる効果が期待できる」。
たんぱく質は肉類や魚類のほか、大豆製品や乳製品に多く含まれるので、積極的に食べるとよい。
たんぱく質を摂取する際には同時に水分補給も心がけたい。

汗を多くかくと体は水分を失い、血液量が減る。 そのため、脳に十分な血液が行き渡らず、体温調節機能も低下して熱中症に至りやすくなる。  コップ一杯の牛乳やプロテイン飲料を飲むことはたんぱく質だけでなく、失った水分も同時に摂取できるので一石二鳥です。

4.水分100mℓを1時間ごとに飲む

起きている間は、喉の渇きに関係なく、エアコンの効いた部屋でも、汗をかいていなくても、こまめに飲む。
ただし、コーヒーや紅茶などカフェインを多く含む飲料は利尿作用が高く脱水を促すため、飲みすぎない方がいい。

5.入浴前後、就寝前に200mℓの水分摂取

寝ている間も汗をかく。

2024年5月18日 日経新聞  料理研究家 土井善晴氏 「あすへの話題」から引用しております。

ヨモギは5月の端午の節句にしょうぶ湯のときに、匂い菖蒲と一緒にヨモギを入れて、健康と厄除けをするために店頭で販売するので特に興味をもって、引用させて頂きました。

蓬はヨーロッパでは、昔から魔除けむしよけの聖草だった。シェイクスピアのハムレットが「蓬、蓬」と呟く・・・・・
蓬を厄除け、虫やらいにするのは日本だけではないらしい・・・・・石牟礼道子は水俣で、普段から蓬で草餅を作り
「何の薬もきかん病」(水俣の病)の子供に汁を絞って飲ませ、陰干しして「お守り袋」に入れてもたせたと綴る。
「鈴木一策「ヨモギ文化をめぐる旅」)
蓬を干して手揉みして柔らかい繊維を取ったのがもぐさ。幼い頃どんな悪いことをしたのか忘れたが「やいと(お灸)すえるよ」は最高度に恐ろしかった。
ああ、思い出した。私も、みんなで蓬摘みをして草餅を作りたくなってきた。
朝の光を求めて散歩する。 昨夜のうちに一気に伸びた蓬の先端を摘み取り、ポケットに入れて持ち帰る。
湯を沸かして蓬をゆでて水に取る。水気をきって細かく包丁で切り叩く。 キッチンペーパーに蓬を包んでギュッと絞る。
絞った蓬に塩をあて、炊き立てのご飯の表面を軽く掬いとり、蓬を混ぜて、お茶碗に装う。
プンと蓬の匂い立ち上がる蓬飯。季節の今を味わったこころとからだが満たされる。

蓬を食べる事にはたくさんの意味があったのだろう。
今も私たちは蓬だんごや草餅が大好きだ。みんなで野に出て、摘み集めた草でこしらえる餅のおいしさよ。
こんな食事の楽しみの学び直しが必要だろう。「あたま」がよろこぶ肉の味は生存本能に直結する快楽食。
穏やかな「こころ」だから楽しめる草の味。両者は区別して、認識せよ。
私たちはおいしそうという理由だけで食事をしてきたわけではない。

と書かれておりました。

2024年5月28日  西井  忠義

 

 

 

2024.05.28 Tue
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